今月のおすすめ商品
2017年 10月 02日
皆さん こんにちは
早いもので2017年も10月に突入しました。
本日は有田窯元より『今月のおすすめ商品』をご紹介します。
今回ご紹介するのは、実りの秋には定番の木の実『染錦栗絵(そめにしきくりえ)』の器です。
秋の訪れを告げる栗を、源右衛門窯の呉須で流麗な筆使いで描き、特徴的な深い緑の色彩で表現した鮮やかな栗絵です。
栗は主文様に興を添える脇役として古伊万里に登場することも多いですが、ここでは主役として元気に若々しく描いています。栗絵の器は食卓に秋の風情をただよわせるばかりではなく、盛りつけた料理を美味しく引き立ててくれます。
栗と日本人のつきあいは長く、搗栗(かちぐり)というのは栗の実を殻のまま干して、臼で搗(か)ち、殻と渋皮とを取り除いたものの事を言いますが、「搗(か)ち」が「勝」に通じることから出陣や勝利の祝い、正月の祝儀などに用い、縁起のよい食べ物としても親しまれてきました。また、栄養価も高く、甘みもあるためスイーツとしてもとても好まれていますね。
皆さんも素敵な器で、実り多き秋をお腹いっぱい味わってみてください。
by gen-emon | 2017-10-02 15:00 | ディスプレイ