窯の職人   

2013年 06月 26日

今日は"陶工のつぶやき"(^。^)
職人さんの紹介は4人目です。

松永さんは窯場の担当で、施釉・仕上げ・本焼(還元焼成)をされている職人さんです。
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松永さんにコメントをお願いしたところ、沢山の説明や思いを書いて頂きました。文章からも職人としての熱意が伝わってきます(^_^)
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【松永さんコメント】
源右衛門窯は工程のほとんどが手仕事です。
成形や染付の職人さんが手がけた色々な形状や絵柄の素地を取り扱うわけですから気を使いますし責任重大です。

施釉の時は釉薬の微調整に気を配り、仕上げでは丁寧かつ慎重に作業を行ってから窯に入れます。

施釉から本焼を終える過程の中では、これで良いという決定的ながありません。
ですから、窯から焼き上がった製品を取り出してみるまでは、どのような状態になっているか不安です。それくらい磁器を焼くということは理屈や理論では計れない難しさがあり、それは何年たっても変わりません。
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私たちには常に歩留まりの向上が求められます。
もちろん100%の達成が望ましいのですが、なかなかそうはいかないのが実状です。
これからも、他のメンバー3人と協力しあって日々努力と向上心を持ち、源右衛門窯独特の呉須(紺色)の発色を最大限に引き出せるよう、仕事に取り組んでいきたいと思います。

まだ、書きたりないとおっしゃっていた松永さんですが、これからもその熱意で素敵な器たちを造っていってください(≧∇≦)

by gen-emon | 2013-06-26 13:42 | 陶工のつぶやき

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