2人の職人   

2013年 03月 21日

今日は"陶工のつぶやき" 第2弾!
2人の職人さんの紹介をします(^.^)
なぜ2人かといいますと……?


夫婦で働いているからで~す。
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まずは新吾さんの仕事から。。。
赤絵の線描き職人で職長でもある新吾さんは、的確な指示で他の職人さんたちをまとめています。実はブログ背景の線描き風景のモデルでもあるんですよ(^。^)
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新吾さんから一言‼
「赤絵は本窯から焼きあがった製品の上に絵付けをする仕事です。本焼きをしたあとで強度があり扱い易くはありますが、油分が着いていると絵具が弾くため直接手での扱いには注意が必要です。源右衛門窯では赤絵の絵具が約40色以上もあり絵柄にあった色を使いこなしています。これからも伝統の技術を後進に伝える事が職長としての役割だと思っています。今年職長として3年目となり、技術の伝承はもちろん楽しい職場づくりをしていきたいです。」
と、職人想いなコメント☆(*^_^*)


つづいて奥さんの久美子さん。。。
久美子さんは焼き物を造る上でとても大事な、素焼き素地の検品作業を担当しています。染付の絵付けをしたり釉薬をかける前には、素焼き粉や埃が付いた素地を"さらし"で磨いて表面を滑らかにします。その後エアーで粉を飛ばし、上から"アオタケ"という青色の検査液を塗って不良個所をチェックします。割れなどがあると液が染みこみ、写真のように青い線が出てくるわけです。
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この作業で、もしヒビ割れや鉄粉などを見落とすと、その後どんなに良い絵を描いても台無しになります。その製品は割ってしまわなければなりません(T_T)
素焼きの検品は絵付師たちの縁の下の力持ち的な存在なのです!
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では久美子さんからも一言!
「製造の仕事について19年になりますが、今は素焼きのはわき作業(検品)をしています。さらしで磨く作業は思ったより力がいりますが、素焼きはもろいので力加減が難しいです。私が不良を見落とすと、その後の工程にかけた時間が無駄になってしまうので、これからも気を引き締め今の仕事を磨き上げていきたいと思います。」
なるほど~☆(*^_^*)

昔は夫婦や親子が同じ窯元で働く職人さん達が多かったそうです。時代の流れとともにその慣習も薄れ、現在の源右衛門窯でも夫婦で勤めているのは広瀬夫妻だけになり、とても貴重な存在なんです。
でも職場結婚なんて憧れますよね〜(≧∇≦)〜☆

源右衛門窯のオフィシャルサイトでは、"赤絵の工程"をムービーで紹介していますのでご覧下さい。

by gen-emon | 2013-03-21 16:13 | 陶工のつぶやき

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