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軽井沢店 しばしのわかれです   

2013年 09月 24日

皆様おはようございます。

秋の夜長、虫の音が心地よい季節となりましたが、いかがお過ごしですか(^-^)

早いもので夏限定でOPENしておりました『源右衛門窯 軽井沢店』が9月23日(月)をもって閉店致しました。期間中は多くのお客様にご来店いただきまして、誠にありがとうございました。

皆様のご愛顧に心より感謝申し上げます。

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次回のOPEN平成26年4月26日(土)から平成26年5月6日(火)の予定となっております。

にまたお会いしましょう<(_ _)>

by gen-emon | 2013-09-24 09:00 | イベント

干支 製作中!   

2013年 09月 17日

皆さん、こんにちは。
「陶工のつぶやき」6人目。今日ご紹介するのは"小松ふじえ"さんです。

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小松さんの仕事は、鋳込(いこみ)という、陶土で形を作る成形の仕事をされています。
鋳込とは轆轤(ロクロ)では作れない変形もの、掘り文様のある器や置物などを作る時に用いられる成形技法です。

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石膏型泥漿(でいしょう)[液状にした陶土] を流し込み時間をおくと、石膏が水分を吸収し徐々に土が石膏に付いていきます。適した厚みになると、余分な泥漿を排出しある程度乾燥させ型から外します。

急須や置物など、いくつかのパーツに分かれているものは少し湿っている時に泥漿で接着し成形します。これが「排泥鋳込」(はいでいいこみ)といわれる技法の流れです。この方法で急須、花瓶、置物等、袋物といわれる形状のものが作られています。
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今、小松さんは来年の干支である「午」の置物を製作中です。
完成品は後日ご披露いたしますのでお楽しみに(^-^)
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小松さんのコメント
「夏場は、乾燥が早いので接着の時に気をつかいます。自分が成形した器に絵が付き、売り場に並んでいるところを見ると『いいなぁー』と感動しホッとします。絵付けと比べると地味な仕事ですが、やりがいのある仕事です。職場では、みんなが協力してくれるので助かってます。これからも仕事に誇りをもてるよう頑張っていきます。」

これから干支の置物製作に、大忙しの小松さんです。

by gen-emon | 2013-09-17 14:19 | 陶工のつぶやき

素焼きのはなし   

2013年 09月 09日

今日は素焼きをご紹介します!

成形された生素地(なまきじ)は染付で絵付けを行う前に約900℃の温度で軽く焼成します。これを素焼きといいます。向かって左側が素焼き素地で右が生素地です。色の違いがわかりますか?
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源右衛門窯では多くの種類の器を作っています。お客様からご注文があれば、まず最初にこの場所で素焼き素地の在庫の有無を確認します。
在庫がないと出来上がりまでにお時間がかかるんです(^^;)
なので、なるべくお客様に早くお渡しできるよう素焼き素地は種類・数を取りそろえております!
もちろん売れ筋を中心に
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素焼きをしたといっても低温で焼いていますので、もろく、少しの衝撃で割れたり欠けたりと、なかなか管理が大変なのです・・・
そして、焼き物に詳しい方はご存じでしょうが、本焼きすると焼き物は収縮するだけでなく窯の熱で形も微妙に変わってしまいます。
なのでなんとそれを見越して素地は形作られているんですΣ(Д゚;/)/
すごいですね~(*´Д`*)


実は、初期の有田焼は素焼きせずに、生素地に絵付けをしていました。
もともと磁器は中国景徳鎮の技術が元になっていて、景徳鎮では土の特性から素焼きをせずに絵付けや施釉ができます。有田の土は粘性が少ないので、生地のままだと作業中にもろくて取り扱いが大変なので”素焼き”がうみだされたといわれています。

また、素焼きをすると吸水性が高くなり、呉須が染み込みやすく、釉薬もかけやすくなります。
源右衛門窯独特の濃足(だみあし)や微妙なグラデーションで表現するぼかし濃も、素焼きあってこその技法なのです。

思わぬきっかけで、一つ一つ技法がうまれて、伝えられてきたんですね。

by gen-emon | 2013-09-09 08:50 | 窯の色々