186年前の・・・   

2014年 03月 14日

皆さん、こんにちは。
今日はいつもとは一味違った情報をお届けします(^_^)

年度末の慌ただしいスケジュールをぬって、有田町中樽1丁目の町道建設に伴う遺跡発掘調査が、有田町歴史民俗資料館によって行われています。
b0289777_16463738.jpg

出土しているのは江戸後期磁器工房跡とのこと。
陶片はもちろんのこと
b0289777_17383279.jpg

陶土を水簸(すいひ)する槽b0289777_16573796.jpg

原料を粉砕するための唐臼など、焼きものの町「有田」ならではの遺構も顔を見せています。
b0289777_1733772.jpg

注目したいのは地層の中に走る黒い線。実はこれ、今から186年前の文政11年(1828)8月9日に有田内山地区を焼き尽くしたといわれる大火の痕跡なのです。
b0289777_1733496.jpg

この大火は、台風による大風で窯の火が燃え広がったために起こったいわれ、有田焼の歴史を語る時には必ず出てくる出来事です。発掘を担当されている村上さんの話では「当時、内山で建物があったと思われる場所を掘ると、どこもこんな感じ」とのこと。
【アップするとこんな感じです。】
b0289777_17405811.jpg

それにしても初めてこれを見た時には、あまりの生々しさに軽いショックを憶えました。さいわい、その後の有田には大火の記録はありません。特に窯元では火の始末については、きつく注意する風潮があります。おかげで大火後に建てられた伝統的な街並みが残されているのでしょうね。

なお、この発掘についての詳細は
有田町歴史民俗資料館ブログ「泉山日録」
(村)のブログで随時アップ中です。
興味のある方は、ぜひ覗いてください。
そこには超ディープな世界が広がっています・・・

by gen-emon | 2014-03-14 12:00 | 出来事

<< 鹿児島 山形屋 春の源右衛門窯フェア TVの取材! >>