源右衛門窯のみなもと   

2014年 03月 01日

皆さん おはようございます。
早いもので今日から3月ですね。最近は随分と暖かくなってきて、梅の花があちらこちらで咲いているのをよく目にします。

今日は源右衛門窯の根源でもあります「呉須」についてのお話しです。
源右衛門窯の特徴と言えば、真っ先に鮮やかなブルーの色が挙げられます。
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下絵付けの絵具である「呉須」は、1人の絵描き職人が管理をし作り上げています。

※呉須(ゴス)とは
酸化コバルトを主原料とした絵具です。
本窯で還元焼成で焼くことにより化学反応がおき、元々のコバルトの色が出てきます。

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源右衛門窯の呉須には何種類かの鉱物を使用します。その鉱物名は分かりますが、分量は「一子相伝」で職人でも知りません。配合時は社長が付き添い分量の確認をしています。

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何回かの工程が終わり、ある程度まで粒が細かくなったら、仕上げは銀台という機械で粒子が〜ミクロンの大きさになるまで約2,3週間の間、一晩中動かし続け磨り上げていきます。

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当社の呉須の特徴としては、あえて数種類の天然原料をもちいることで、古色のある渋い発色を引き出していることです。

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絵具は出来上がった【黒呉須】をベースに、加える鉄分の量で【赤呉須、唐花呉須】の3種類を絵柄に合わせて使い分けています。鉄を入れることで渋みのある色合いになります。

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そして毎回、最後は必ず濃みの絵付けをして窯で焼き、色調の試験をしてから取り出しています。調合から約1ヶ月の期間を要してようやく完成となります。

こうして、源右衛門窯の命とも言える呉須はでき、守り続けられているんです。

by gen-emon | 2014-03-01 10:00 | 窯の色々

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