手塩皿「おてしょ」   

2013年 11月 14日

皆さん、こんにちは
今週は秋を通り越して、急に冬になったみたいに寒い日が続いていますね(>_<)
体調管理には十分ご注意ください。

今日は名古屋ドームで開催される『ドームやきものワールド』の一部内容をご紹介。
日本全国のやきものが集まる展示会で、様々なイベントが開催されます。
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期 間:平成25年11月15日(金)~20日(水)
場  所:ナゴヤドーム 名古屋市東区大幸南1-1 「有田焼コーナー」
営業時間:午前10時~午後6時(※最終入場は閉館の30分前)


有田焼ももちろん出店します。約2年後の2016年は、有田焼 創業400年の節目を迎えます。
有田では色々な所で企画や催しが考えられています。
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その中の1つ、『伊万里・有田 手塩皿collection 創出プロジェクト』という企画が立ち上がりました。400年という記念の年を迎えるにあたって、もう一度原点に戻り、当時の職人達の確かな技、その技を支えた職人の心意気を現代に甦らせようという企画です。

将軍家の献上品の1つだった手塩皿は、小さいながらも形状やデザインが豊富で、採算度外視して作っていたほど繊細で表現に遊び心があります。
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復刻には有田の窯元21社が参加し、佐賀県立九州陶磁文化館の名誉顧問「大橋康二氏」を講師に、古陶磁を間近で観察し釉薬絵付け技術など勉強会を実施しました。

形状は窯業試験場にある最新の3Dスキャンを使って型の原型を製作。
古い技法で出来たやきものを、現代の最新の技術で形にし、その当時の思いまでそのまま形にしようという試みです。
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今回製作した手塩皿の高台裏には各窯共通で肥前の『肥』をデザインした型版が押してあります。
そして本来は手塩に用いたことから「おてしょ」とも言いますが、今回私たちが付けた意味には、みんなで集い、食卓を明るく楽しく「おもてなししましょう」という意味を新たに込め「おてしょ」 (御手塩)とやわらかく可愛らしい表現にしました。

自分自身のライフスタイルを楽しみながら、ちょっとしたアクセントに、自由に使っていただきたいという思いを込めた器たちです。
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各社のオリジナル装飾を施した様々なデザインで、可愛らしい形をした「おてしょ」がブース内いっぱいに広がります。源右衛門窯でも伝統の柄や、古陶磁をアレンジして製作した35点が並びます(^-^)

「おてしょ」ナゴヤドームで初お披露目となります。
お近くの方はどうぞ現代に甦った「おてしょ」を手に取りご覧ください。

by gen-emon | 2013-11-14 12:00 | お知らせ

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